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シミ（しみ）の主な原因

紫外線

まず考えられる原因が紫外線です。紫外線の影響でメラノサイトという細胞が活性化すると、メラニン色素を生成します。通常はターンオーバーによって体外へ排出されますが、何らかの事情でターンオーバーのサイクルが乱れると、メラニン色素が表皮に蓄積し、沈着してシミ（しみ）になってしまうのです。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れるとメラニン色素の生成が促進され、シミ（しみ）が生じやすくなります。偏った食生活・過剰なストレス・喫煙などの生活習慣は、ホルモンバランスを乱れやすくする要因のため、注意が必要です。

また、妊娠中もホルモンバランスが乱れやすいタイミングです。エストロゲンという女性ホルモンの分泌量が増えることで、頬やあご、鼻の下などにシミ（しみ）の一種である肝斑ができやすくなります。

肌の乾燥

乾燥は肌のバリア機能を低下させ、炎症などを引き起こすことがあります。炎症によってシミ（しみ）の誘導因子が増加し、できやすくなってしまうのです。肌の乾燥は紫外線をはじめ、間違ったスキンケアなどが要因に挙げられます。

主なたるみの原因

たるみの原因の中には、シミ（しみ）と共通するものもあります。また、肌だけでなく筋肉や骨、脂肪なども関与しています。

紫外線

紫外線は、たるみを引き起こす要因の一つです。紫外線ダメージが肌の奥まで届くことで線維芽細胞を破壊し、美肌につながる成分のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成能力を弱めてしまいます。肌表面が乾燥しやすくなり、ハリが失われてたるみが生じるのです。

加齢による老化

線維芽細胞の働きは、加齢とともに低下する傾向にあります。そのため、年齢を重ねるにつれて、たるみも出やすくなります。

表情筋や靭帯の衰え

表情筋が衰えると顔の皮膚を支えきれなくなり、たるみが生じてしまいます。また、表情筋・皮膚・脂肪などを骨とつなぐ靭帯が劣化すると、引っ張りきれずたるみが出やすくなるのです。その他、表情の変化が乏しいと表情筋が使われず、衰えやすくなるため注意が必要です。

骨密度の減少

加齢に伴い身体の骨密度は減少しますが、頭蓋骨も例外ではありません。骨が小さくなるにつれて、これまで骨で支えていた筋肉や脂肪がたるんでいきます。その結果、皮膚が余るようになり、目元や頬などのたるみが目立ってしまいます。

脂肪量の変化

急激なダイエットなどで顔の脂肪が減少し、皮膚が余ってたるみが生じます。反対に、脂肪が大きくなり、筋肉や線維束が皮膚を支えられずたるむケースも見られます。

シミ（しみ）・たるみの対策

紫外線対策

季節や天候にかかわらず、紫外線は年中降り注いでいます。そのため、外出時は日焼け止め・日傘・帽子による対策・予防は必須といえるでしょう。

なお、日焼け止めを選ぶときはSPF値・PA値が参考になります。SPF値が大きいほど「UV-B」から肌を守る効果が高まり、PA値の＋が多いほど「UV-A」を防ぎやすくなります。

保湿を意識したスキンケア

乾燥はシミ（しみ）・たるみの天敵です。保湿に特化したスキンケア化粧品を選ぶことをおすすめします。コラーゲンに着目したスキンケア化粧品など、肌のハリ・弾力への効果を期待したアイテムを選ぶことも一つです。

生活習慣の改善

食事・睡眠などの生活習慣を改善することも対策につながります。栄養バランスの取れた食事をはじめ、睡眠時間もしっかりと確保し、健康な肌づくりに取り組みましょう。