幹細胞治療
幹細胞は様々な細胞(組織)に分化する能力(多分化能)と自己複製能力を備えた細胞です。ご自身の脂肪組織より幹細胞を培養し、全顔に投与します。投与された幹細胞は表皮，真皮、皮下脂肪、毛包などの細胞に分化し、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンなどの美肌成分を放出し、肌の再生を促進します。また、幹細胞には傷ついた組織に誘導され、組織を修復する能力(ホーミング)があります。したがって、点滴投与された幹細胞は全身の組織を修復する可能性が報告されています。これらの効果は幹細胞が生着している数年間は持続します。また、大阪の美容皮膚科・ノリス美容クリニックでは慢性疼痛に対する点滴治療もお受けいただけます。
PRP(多血小板血漿)
ご自身の血液から血小板が多量に含まれた血漿を分離します。この血漿にはサイトカインと呼ばれる成長因子が含まれており、これを投与した肌では軟組織増強，線維芽細胞の活性化，および新しいコラーゲン生成，ならびに新しい血管および脂肪組織形成を誘導し、肌の若返りを促進します。
幹細胞培養上清液(エクソソーム)
幹細胞を培養する際に用いる培養液にはサイトカインとエクソソームが多量に含まれています。これを製剤化したものが幹細胞培養上清液です。皮膚に投与するとPRPと同様の効果が、また点滴投与すると一時的な組織の修復効果が期待できます。一方エクソソームとは微小な細胞間伝達物質であり、細胞の指揮をとる役割を担っています。わかりやすく例えると、エクソソームは細胞同士のメッセンジャーの役目を担うコミュニケーションツールなのです。これらの製剤をエクソソームと呼ぶこともありますが、効果はサイトカインとエクソソーム両者によりもたらされます。大阪の美容クリニック・ノリス美容クリニックでは、幹細胞培養時の培養液からご自身の上清液を作成することもできます。
