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ボトックスのダウンタイムとは？

実は、ボトックス注射にはダウンタイムがほとんどありません。一時的に腫れや赤み、内出血が見られる場合もありますが、基本的に2～3日、長くて1週間ほどで治まります。このダウンタイムの短さも人気を集める理由の一つです。

ただし、施術後の過ごし方によっては、ダウンタイムが長引いてしまう場合も考えられます。ボトックス注射を受けるなら、ダウンタイム中の注意点について知っておくことがポイントです。

ダウンタイム中に避けたい行動

施術箇所に刺激を与える行動や血行が良くなる行動は、ダウンタイムを長引かせるおそれがあるため、避けるようにしましょう。

施術箇所は敏感な状態になっており、通常であれば問題のない刺激であっても、腫れや赤み、炎症などを引き起こす懸念があります。また、血行が良くなると腫れが悪化する、あるいは腫れが引かないなどのトラブルの原因になりかねません。

以下、ダウンタイム中に注意したい行動をご紹介いたします。

マッサージ

マッサージによって施術箇所が圧迫されると、ボトックスが他の部位に分散する場合があります。そのため、施術後のフェイスマッサージなどは避けるようにしましょう。また、洗顔などのスキンケアやメイクをする際も、肌に圧力をかけないように注意が必要です。ダウンタイム中は、いつも以上に肌を優しくケアしてあげましょう。

長時間の入浴・サウナ

長時間の入浴やサウナの利用も避けたい行動です。体温が上昇し、注射した部分の血行が促進することによって腫れやすくなり、内出血や赤みのリスクが高まってしまいます。ダウンタイム中の入浴は、ぬるま湯のシャワーがおすすめです。

飲酒・喫煙

ダウンタイム中に飲酒をすると、アルコールが血行を促進し、内出血や赤みが生じやすくなります。また、アルコールで体温が上昇すると、ボトックスの効果が一時的に低下することもあるのです。ダウンタイム中は飲酒を控えてください。

喫煙は血管を収縮させる作用があります。血流が悪くなることで、症状が治まりにくくなるなどのリスクが懸念されます。そのため、ダウンタイム中の喫煙も控えましょう。

激しい運動

入浴やサウナと同様、激しい運動も体温を上昇させ、血流が増加する要因です。それにより、内出血や腫れが生じたり、ボトックスの効果が薄れたりするおそれがあります。そのため、激しい運動は避けることをおすすめします。一方、歩いたり家事をしたりなど、日常生活における動作なら特に問題ありません。

その他

ボトックスを定着させるため、施術して数時間は横にならないことが重要です。また、ダウンタイム中は寝る姿勢にも注意が必要となります。注射した箇所に枕などが当たると、圧力や肌の摩擦が起こってしまいます。なるべく横向きやうつ伏せで寝るのは避けましょう。施術箇所を清潔に保つため、寝るときの姿勢は仰向けが適しています。

施術後の不要なトラブルを防ぐためにも、ダウンタイムは安静に過ごすようにしましょう。